私は今年の1月に、一人旅でポーランドのクラクフから日帰りでオフィシエンチムという地にある有名な負の遺産である
”アウシュビッツ強制収容所・ビルケナウ強制収容所”に行きました。
あの有名な看板”arbeit macht frei”を通り抜け、ガイドさんの説明を聞きながら強制収容所内を回りました。
私は今まで多くの場所に旅行に行っていますが、ここはその中でも特に印象に残る観光地でした。
アウシュビッツ強制収容所敷地内では、収容されていた方たちのベッド・多くの方がシャワーを浴びると言われそのまま亡くなっていったガス室
・大量の女性と子供たちの髪の毛・チクロンBの大量の空き缶・大量のメガネや住所や名前が書かれたカバン等を見ることができました。
アウシュビッツ強制収容所よりもはるかに大きな敷地を誇るビルケナウ強制収容所では、アウシュビッツ強制収容所よりもひどい収容環境を垣間見ることができました。
ビルケナウ強制収容所では、収容されていた方たちのベッドはもとはベッドとは呼べず、ボロボロの大きな木の板をコンクリートの柱と柱の間に挟んだだけのものでした。
楽しいという感情はもちろん湧きませんでしたが、過去にここで何があったのかという悲しい現実を、
実際に起きた場所でガイドさんの詳しい話を聞きながら知るというのはとても貴重かつ重要で、また美しくもある経験だと思いました。